双極性障害(躁うつ病)
双極性障害(躁うつ病)
双極性障害は、躁状態とうつ状態をくりかえす病気です。躁状態とうつ状態は両極端な状態です。その極端な状態をいったりきたりするのが双極性障害なのです。
気分の波は、誰にでもあります。幸せな感じがする時もあれば悲しい気分の時もあるのは当たり前です。嫌なことがあった時に落ち込んだり、楽しいことがあった時にウキウキしたりするのは、 ごく自然なことで、病気ではありません。でも、周りの人たちが「どうもいつものあの人とは違う」と気づき、「ちょっとおかしいのでは?」と思えるほどその気分が行き過ぎていて、 そのために家族や周りの人が困ったり社会的信用を失うほどであったら、それは、双極性障害を疑う必要があるかもしれません。
気分の波は、誰にでもあります。幸せな感じがする時もあれば悲しい気分の時もあるのは当たり前です。嫌なことがあった時に落ち込んだり、楽しいことがあった時にウキウキしたりするのは、 ごく自然なことで、病気ではありません。でも、周りの人たちが「どうもいつものあの人とは違う」と気づき、「ちょっとおかしいのでは?」と思えるほどその気分が行き過ぎていて、 そのために家族や周りの人が困ったり社会的信用を失うほどであったら、それは、双極性障害を疑う必要があるかもしれません。
双極性障害(躁うつ病)のサイン・症状
- 睡眠時間が2時間以上少なくても平気になる
- 寝なくても元気で活動を続けられる
- 人の意見に耳を貸さない
- 話し続ける
- 次々にアイデアが出てくるがそれらを組み立てて最後までやり遂げることができない
- 性的に奔放になる
- 根拠のない自信に満ちあふれる
- 買い物やギャンブルに莫大な金額をつぎ込む
- 初対面の人にやたらと声をかける
当院の治療方針
双極性障害は現段階では主として1型と2型が主なものです。他に細かい分類をしている学者もいますが、ここでは1型、2型に関して述べておきます。
1型は狭い意味での精神病プロセス、すなわち中枢神経が生物学的に機能異常を生じるために、明確な躁状態、うつ状態を交替性(ときに混合性)に生じるものです。
有病率は0.5%程度だという報告が多いようです。生物学的機能異常ということは、適応に関する考察をするよりも、純粋に医学的,疾病論的な治療を必要とします.多くの場合は薬物療法を主体としますが、場合によってはECTなども有用です。 2型は慢性的な軽度のうつ症状の合間に、軽度の躁状態を呈する局面のある病態をいいます。
しかし、例によって病因は問わない障害カテゴリーですので、この「双極2型」に含まれる病因は様々です。例えば発達障害の傾向が高いと考えられる方はこのカテゴリーに入れられてしまうことも多いでしょう。
つまり生物学的な分類とは言い難く、この病名で何かが明確になるわけではないことを知っておく必要があります。
1型は狭い意味での精神病プロセス、すなわち中枢神経が生物学的に機能異常を生じるために、明確な躁状態、うつ状態を交替性(ときに混合性)に生じるものです。
有病率は0.5%程度だという報告が多いようです。生物学的機能異常ということは、適応に関する考察をするよりも、純粋に医学的,疾病論的な治療を必要とします.多くの場合は薬物療法を主体としますが、場合によってはECTなども有用です。 2型は慢性的な軽度のうつ症状の合間に、軽度の躁状態を呈する局面のある病態をいいます。
しかし、例によって病因は問わない障害カテゴリーですので、この「双極2型」に含まれる病因は様々です。例えば発達障害の傾向が高いと考えられる方はこのカテゴリーに入れられてしまうことも多いでしょう。
つまり生物学的な分類とは言い難く、この病名で何かが明確になるわけではないことを知っておく必要があります。